2015年08月24日
外来植物タカサゴユリ
大型台風接近中。
荒池緑地竹林の路の入り口、市農業センターの南門入口付近です。タカサゴユリが花を咲かせて目立っています。緑地内でも群生するように、白い花が目立っています。
このタカサゴユリ、台湾原産の外来種です。日本のテッポウユリとよく似ていますが、咲く時期が違います。通常のユリは、他家受粉で花が咲くまでに数年かかります。このタカサゴユリは自家受粉し、発芽した翌年には花を咲かせるほど繁殖力が旺盛です。しかも日本のテッポウユリと交雑しやすく、野生化もしています。
このタカサゴユリだけではありません。花がきれいなため、なかなか駆除されずに、生息場所を広げているのが外来種です。身近は、このような外来種だらけであることを知らなければなりません。自然は美しいといっていても、この地域の、日本本来の自然が残されていなくては、何の価値もないことを知る必要があります。人間の身勝手が招いた自然に美しさはあるのでしょうか。
Posted by ふるさと at 21:19│Comments(0)
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