2008年12月16日
モズのはやにえ(早贄)
早贄(はやにえ)
モズのはやにえを荒池緑地の梅林で、この冬初めて見つけました。ハラビロカマキリ雌の腹部です。まだ新しく緑色をしています。また、卵を持っているようです。
モズは、樹上等の高所から地表の獲物を探して襲いかかり、再び樹上に戻り獲物を食べる。
捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり、木の枝股に挟んだりする。これがモズのはやにでである。
秋に最も頻繁に行われるが、何のために行われるかは実際よく分かっていない。早贄を後でやってきて食べることがあるため、冬の食料確保が目的とも考えられるが、そのまま放置することもしばしばある。近年の説では、モズの体が小さいために、一度獲物を固定した上で引きちぎって食べているのだが、その最中に敵が近づいてきた等で獲物をそのままにしてしまったのが早贄である、というものもある。しかし、餌付けしたモズはわざわざえさを早贄にしに行くことから、この説も疑わしい。稀に串刺しにされたばかりで生きて動いているものも見つかる。
Posted by ふるさと at
00:05
│Comments(0)